032 2014/08/23(土) 11:08:09 ID:rIiy/E7oM2 ?
故・石橋謙一氏が手がけたMSVのボックスアートはどれも印象的だったね。
06Rやマインレイヤー、ザクフリッパー等における背面主体の構図の他にも、
「キットに入ってる物以外はなるべく箱に描かない」という当時のタブーをあえて破り
(タブー破りはバンダイ側の発注だった模様)、メインのMSに随伴するMSや
メンテナンス中の技師や作業メカ等を描いて、ストーリーを想像させドラマ性を
感じさせてくれるような素晴らしい物ばかりだった。
HJ誌上でも、このボックスアートを再現したディオラマの作例が展開されたりした。
そもそもは小田雅弘氏が、バンダイから「MSVの企画展開や販促や設定整理をやってくれ」
と打診された時に「仕事を引き受けるにあたってひとつだけわがままを聞いてください」
と言って石橋氏の起用を強烈に推したらしい。
時には二人して遊び過ぎてしまい、「タブー破り」を容認したはずのバンダイからも
さすがに怒られたこともあったらしいが、そのような微笑ましいエピソードからも、
所謂やっつけ仕事とは対極の、当事者たちが入れ込んで心底楽しみながら仕事をしていた様子が
伝わってくる。
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