書籍、『ガンダム神話』に載っている「ガンダムグッズ(プラモデル&玩具)売上推移データ」のグラフを見ると、
80年は0~500万個の間だが、81年は3000万~3500万個に跳ね上がる。
82年には4000万~4500万個に達し、このときがピークとなっている。
これを見る限り、ガンプラが本格的に売れ出したのは、81年からとなる。
一方、ガンダムの劇場版の制作が発表がされたのは80年の10月であるなど、80年には既に本格的なブームになっていた。
つまり、「ガンダムは放送当時まったく人気がなかった。放送終了後に発売されたガンプラのお陰でブームになった」
というのは全くのデタラメであるということだ。
Wikiの『機動戦士ガンダム』の項にも、以前は「スポンサーの撤退によって打ち切り」と、
あからさまな嘘が書き込まれていた。
「クローバーが倒産したのは、ガンダムの玩具が売れなかったせい」という都市伝説も流布されているが、
実際には、前述のとおり「DX合体セット」はかなり売れたし、そもそも、クローバーが倒産したのは、
ガンダムブームも一段落ついた後の83年のことだ。
それにクローバーは、『ガンダム』の後番組の『無敵ロボ トライダーG7』、『最強ロボ ダイオージャ』
(これらは玩具の売り上げも好調だった)、『戦闘メカ ザブングル』、『聖戦士ダンバイン』と、
倒産するまで同時間帯のスポンサーを続けているし、放送終了後もガンダムの商品を新たに発売している。
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