これは実物が存在するスケールモデルの話になるけど、実は模型というものは、キットの段階ですでに
「実物の各部の寸法の比率を正確にトレースして縮小した物」ではなく、フォルムをデフォルメしたり
ディテールを誇張して表現されているものが少なくない。
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「プラモデルにおけるスケールモデルは、『正確な縮尺』というイメージで捉えられがちだが、
実際のものをそのまま小さくしてもそのとおりに見えないことが多い。
これには複数の理由がある。
ひとつには、実物を至近で見る場合、車や列車、航空機など、人間よりもはるかに大きいものを視認する際に、
手前が大きく奥が小さく見える遠近法の原理で歪んで見えている一方、模型はその縮尺に比して十分に離れて
見るためである。
また、実物は見上げる視線で見るものも多いのに対し模型は上方から見るためもある。
そのため各メーカーは縮小の際にある程度のデフォルメを行なう。
正確に縮小されていても、実物と似て見えなければ、商品としては失敗作となってしまうからである。
例を挙げると、実物に忠実な寸法で製作されたフジミ模型製の乗用車の車両側面が胴長に見えたり、
縮小比率的にはより正しいハセガワ製の隼よりも、よりデフォルメを行った日本模型製のボディーラインの方が
実機のイメージを捉えているといわれたりする。
タミヤで乗用車をわずかに寸詰まりにした例がある。
(中略)
また、スケール的には省略して当然のディーテールを、あえてオーバースケールで表現することもある。
例えば、1/700スケール艦船の鋼甲板部に施された滑り止めなどは、10倍以上のオーバースケール表現となっている。」
※ Wikipediaより
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